失敗しない!キュービクル工事業者選びのチェックリスト|安全・コスト・信頼性で後悔しないために

ビルや商業施設、工場などの中で、電気の安定供給を担う重要な設備のひとつが「キュービクル(高圧受電設備)」です。キュービクルは、電力会社から供給される高圧電力を建物内で使用できる電圧まで変換し、各機器に安全に届ける役割を担っています。

そんなキュービクルに関する工事は、高度な専門知識と資格が求められる分野です。だからこそ、「どの工事業者に任せるか」は、安全性、コスト、将来的なメンテナンスを含めて非常に大きな意味を持ちます。

しかし現実には、「近所だったから」「見積もりが安かったから」という理由で業者を決めてしまい、後でトラブルに発展するケースも少なくありません。

本記事では、そうした失敗を防ぐために、「キュービクル工事業者選びのチェックリスト」をご紹介します。

電気工事の専門知識がない方でも活用できる内容にしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

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キュービクルの工事業者選びが重要な理由

キュービクルの工事は専門性が高く、また、トラブルが起きた場合に大きな損害となるリスクがあります。そのため工事業者選びは非常に重要です。

キュービクルの工事は専門性が高い

キュービクル工事は、単に設備を設置するだけでなく、さまざまな調整や申請が必要になります。

  1. 業者に相談・現地調査依頼
  2. 要望・設備容量のヒアリング
  3. 見積書・工程表の提示
  4. 契約締結
  5. 電力会社・諸官庁などとの事前協議
  6. 工場でのキュービクルの制作
  7. キュービクル設置工事実施
  8. 電力会社・諸官庁への申請書類の作成・提出
  9. 竣工・受電立会い・通電開始

こうした複雑な工事を、スムーズに完了させるには、経験豊富で技術力のある工事業者に依頼することが重要です。

工事業者選びで失敗するとどうなるか?

電気工事は「見えない部分」の工事であるため、依頼者が内容を完全に把握するのが難しい領域でもあります。キュービクルも、一般ユーザーがその中身を正確に把握し、性能や品質に問題ないかチェックすることは困難です。そのため、業者選びを間違えると次のようなリスクが生じます。

  • 工事後すぐにトラブルが起き、追加費用や営業停止に
  • 主任技術者の検査に通らず、再工事を求められる
  • 不透明な見積もりで、予算を大きくオーバー
  • 使用開始が遅れ、ビル開業やテナント営業に影響
  • 使用開始後に、感電・漏電などによる重大事故が発生
  • 不備があった場合の補償や責任の所在が不明確

このようなトラブルを避けるためにも、次章でご紹介する「業者選定のチェックリスト」は非常に重要です。

キュービクル工事業者選びの10のチェックリスト

キュービクルの工事業者を選ぶために、重要なポイントを10個まとめました。絶対に必要な基本的事項から、できれば押さえておきたいポイントまで紹介します。

建設業許可・電気工事業登録を取得しているか

まず確認すべきは、電気業種の建設業許可・電気工事業登録を正式に受けているかどうかです。

法的に必要な許可を得ずに営業している業者では信用することはできません。また、これらの許可・登録を受けていれば、一定の資格を持った責任者が存在している証明になり、最低限度の技術力は保証されます。

許可番号はホームページやパンフレットなどに記載されているのが一般的です。

第一種電気工事士が在籍しているか

高圧の設備を扱うには、国家資格である「第一種電気工事士」が必要です。

法的には、直接作業する電気工事士が資格を持っていればよいため、下請け業者にすべての作業を任せるのであれば、元受け業者の従事者が資格を持っていなくても問題ありません。しかし、重要な工事を丸投げするような業者は避けた方が無難でしょう。

資格の有無はもちろん、経験年数や人数も重要なチェックポイントとなります。

キュービクル工事の実績があるか

許認可や資格者の有無は、工事を頼む上の大前提ですが、次にチェックしたいポイントは過去に同様の工事を行った実績があるかでしょう。経験によるノウハウは非常に重要です。また、実績があれば、技術力の証明にもなります。

実績豊富な業者は、ホームページなどに過去の施工事例を掲載していることが多いです。そうした確認できない場合は、これまでの工事実績を直接聞いてみるのも良いでしょう。

特に自社施工で経験豊富な技術者が在籍している場合は、安心して工事を任せられます。

電力会社・諸官庁との協議や申請の経験があるか

キュービクル工事では、電力会社や諸官庁と事前協議を行い、必要な申請を行うことが必要です。こうした手続きに不備があると、キュービクルの設置が完了しても、電力会社から受電できず、運用開始が遅れることになりかねません。

協議や手続き、立会いの流れを熟知している業者なら、スムーズに受電まで進めることができるでしょう。

保守・点検の対応について説明があるか

キュービクルを設置すると、国家資格を持った主任技術者を選任し、定期点検を実施するなど、適切な保守体制を作る義務が生じます。自社に専門の技術者がいない場合は、保安協会や保守会社に委託しなければなりません。

きちんとした業者であれば、そうした運用後の管理についても適切な説明を行い、必要に応じて委託先の保安協会や保守会社の手配、調整や引継ぎをしてくれるはずです。

また、工事だけでなく、長期的な点検や保守契約も行っている業者であれば、今後のトラブル時にも頼りになります。一貫して任せられる体制が整っているか確認しましょう。

見積もりの内訳が明確か

「一式」だけの見積もりは注意が必要です。材料費、工事費、申請費、搬入費などが明細として記載されているか、しっかりチェックしましょう。

また、見積りに何が含まれて、何が含まれないか、追加費用が発生する可能性があるかといった点は、事前にしっかりと確認しておきましょう。

保険加入の有無

工事中に事故や損害が起きた場合に備え、履行保証保険・賠償責任保険などの加入状況も確認しましょう。

建築工事は、金額が高いだけでなく、施工に問題があると後々大きな被害となることがあります。そのため、万が一に備えて工事用の保険に加入することが一般的です。信頼できる業者ほど、リスク管理が徹底しています。

スケジュールに柔軟・迅速に対応できるか

工期の遅延は、営業開始の遅れとなり、直接的な損失に繋がります。工程表の提出や納期厳守の実績を確認することが重要です。

工事後の保証内容が明確か

工事後の保証は口約束ではなく、明確に文書に残すことが重要です。工事の請負契約書などにきちんと明記されているか確認しましょう。

保証があるかどうかだけでなく、対象範囲や保証期間、対応スピードまで含めて確認してください。

自社施工か外注か

建築工事では、必要に応じて下請け業者に外注することが広く行われています。すべて自社で完結できる施工体制は理想ですが、そういかない場合もあるでしょう。

しかし、外注する場合でも責任の所在が明確であることが重要です。丸投げではなく、監理・監督体制がしっかりしていることを確認しましょう。

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工事業者の選び方

では、具体的な工事業者の選び方を見ていきましょう。

複数の見積もりを取得して比較する

工事業者を選ぶには、まず見積もりを取得することが必要です。最低でも3社には相見積もりを依頼し、「価格だけ」で選ばないようにしましょう。

見積もりや対応の早さだけでなく、説明の丁寧さ、対応の誠実さも非常に重要な判断材料になります。

比較の際には以下のような観点を意識しましょう。

  • 担当者が専門知識を持っているか
  • 見積書の内容が明確でわかりやすいか
  • スケジュールや申請手順の説明が丁寧か
  • トラブル時の対応フローが整っているか

キュービクルの代表的な大手メーカー21社の一覧

現地調査・見積もりの際のチェックポイント

実際に現地調査を依頼した際、以下のような対応が見られる業者は信頼性が高いと言えます。

  • 設備や配線、既設盤の確認を丁寧に行う
  • 質問に対してわかりやすく説明してくれる
  • 危険箇所や改善点を的確に指摘する
  • 工事中の周囲への配慮(騒音・安全対策)について提案がある

「細かい点まで調査をしている」「質問に面倒くさがらずにわかりやすく回答してくれる」など、基本的なところがしっかりしている業者は、実際の工事でも信頼できる可能性が高いと言えます。

キュービクルの工事で失敗しないためには信頼できる業者選びを

キュービクル工事は専門性が高く、費用も決して安くありません。だからこそ、価格や立地の条件だけでなく、資格・実績・対応力・保証など、あらゆる面を含めて総合的に判断することが重要です。

「信頼できる工事業者」を選ぶことで、安全でスムーズな工事が実現できます。将来的な保守やトラブル対応まで見据えて、慎重に業者を比較・検討していきましょう。

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