キュービクルは、「高圧の受電設備として使用する機器一式を一つの外箱に収めたもの」です。キュービクルそのものに適用される補助金制度はありませんが、受電設備として使用する機器の1つである変圧器に対して補助金制度が適用される可能性があります。
キュービクルや変圧器がどういったものか、どのような補助金制度が適用されるのか、この記事で詳しく解説します。
国土交通省認可済みの専門業者が加盟している「キュービクル専門の総合サイト」です。
簡単なフォームに入力をするだけで、対応地域の加盟企業が見積もりや相談に答えてくれます!

「今、見積もっているキュービクル本体だけをもっと安くしたい」などもご相談ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓
目次
キュービクルに適用される補助金はある?

キュービクルそのものに適用される補助金制度はありません。ただし、キュービクル内に設置されることもある電気機器「変圧器」については、経済産業省や環境省が提供している補助金制度を活用できる可能性があります。
具体的には、トップランナー基準(国が定める省エネ基準)を満たしたものに設備を更新することで、補助金の活用が認められます。具体的に適用される補助金制度に関しては後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。
適用される可能性のある補助金制度
適用される可能性のある補助金制度は以下の通りです。
●省エネルギー設備への入替支援
●工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(設備更新補助事業)
●二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
それぞれの補助金制度について詳しく解説します。
省エネルギー設備への入替支援
事業者の更なる省エネ設備への入替を促進するための補助金制度です。先進事業・オーダーメイド型事業・指定設備導入事業・エネルギー需要最適化対策事業の4つに分類されており、それぞれで補助率や補助金限度額が異なります。
変圧器は「指定設備導入事業」の補助率・補助金限度額が適用されます。
| 事業区分 | 指定設備導入事業 |
| 事業要件 | あらかじめ定めたエネルギー消費効率などの基準を満たし、補助対象設備として登録・公表した指定設備を導入する事業のこと |
| 省エネルギー効果の要件(対象設備) | 【ユーティリティ設備】高効率空調、産業ヒートポンプ、業務用給湯器、高性能ボイラ、高効率コージェネレーション、低炭素工業炉、変圧器、冷凍冷蔵設備、産業用モータ、調光制御設備【生産設備】工作機械、プラスチック加工機械、プレス機械、印刷機械、ダイカストマシン |
| 補助対象経費 | 設備費のみ(設計費・工事費は対象外) |
| 補助率 | 1/3以内 |
| 補助金限度額 | ・上限額:1億円/年度 ・下限額:30万円/年度 |
工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(設備更新補助事業)
工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)は、工場・事業場における脱炭素化取組の先導的な事例を創出、その知見を広く公表して横展開を図ることで、中長期の温室効果ガス削減目標の達成に貢献することを目的に設けられた補助金制度です。
参考文献:先導的な脱炭素化取組推進事業(SHIFT事業)
:CO2削減計画策定支援及び省CO2型設備更新支援
| 事業要件 | CO2削減計画に基づく設備更新を行う事業(省CO2型設備更新支援)、さらに個社単位の取組を超えて企業間で連携してバリューチェーンの脱炭素化に取り組む先進的なモデル事業(企業間連携先進モデル支援)に対して、補助金を交付する |
| 省エネルギー効果の要件(対象設備) | 事業所全体に対するCO2削減、省エネ率を改善するための工事 |
| 補助対象経費 | 設備および工事 |
| 補助率 | 1/3以内 |
| 補助金限度額 | 0.5~5億円 |
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(廃棄物処理×脱炭素化によるマルチベネフィット達成促進事業)は、PCBに汚染された変圧器の高効率化によるCO2削減推進を目的に設けられた補助金制度です。
| 対象事業の要件 | ・低濃度PCBに汚染された疑いのある変圧器の分析調査事業 ・低濃度PCB汚染変圧器から高効率変圧器への交換事業(交換にあたってはリースによる導入も補助対象) ・上記を一体的に行う事業 |
| 対象事業の内容 | ・調査事業:変圧器のPCB含有の有無調査 ・交換事業:高効率の変圧器への交換 |
| 交付申請の対象者 | ・民間企業 ・一般社団法、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人 ・法律により設立された法人 ・個人事業主または個人 ・その他環境大臣の承認を得て財団が適当と認める者 ・上記に対してリース方式により高効率変圧器を導入する事業者 |
| 補助率 | ・分析調査費用:1/10 ・交換費用:1/3 |
| 補助金限度額 | 交換費用に関しては100万円 |
キュービクル設置工事の相場は?
設置・交換前に知っておきたい!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1番安い専門業者が見つかる
補助金制度を活用する際のポイント
変圧器単体を更新するのであれば、「省エネルギー投資促進支援事業費補助金((c)指定設備)」で申請できます。ただし、対象になる機器性能の要件が厳しくなり、補助金獲得が難しくなっています。補助金を活用する場合は、早めの計画・更新がおすすめです。
また、「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業(設備更新補助事業)」に関しては、事業場全体から見た省エネ率が重要です。変圧器を含め、照明や空調などさまざまな設備を更新する際に活用をおすすめします。
まとめ
キュービクル自体に適用される補助金はありませんが、変圧器に適用される補助金はいくつかあります。補助金制度を上手く活用することで、無駄な支出を抑えて変圧器の交換が可能です。
補助金制度には公募期間が設けられています。公募期間を過ぎればその年度の補助金申請はできません。インターネットから補助金制度の詳細は確認できますので、一度チェックしてみることをおすすめします。
国土交通省認可済みの専門業者が加盟している「キュービクル専門の総合サイト」です。
簡単なフォームに入力をするだけで、対応地域の加盟企業が見積もりや相談に答えてくれます!

「今、見積もっているキュービクル本体だけをもっと安くしたい」などもご相談ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓
監修者
当サイトは、書籍を出版している当社代表 山内純が監修しています。
実際のキュービクル工事・更新・撤去の現場経験をもとに、専門的な内容を分かりやすく解説しています。
また、掲載情報は最新の法令・メーカー資料・実務事例をもとに作成しています。
【2026年最新】キュービクルの補助金まとめ|受変電設備更新で使える制度
キュービクル(高圧受変電設備)は、工場・ビル・商業施設などで使用される重要な設備です。しかし更新費用は数百万円から1,000万円以上になることも多く、設備更新の負担が大きいのが現状です。
そのため国や自治体では、省エネ設備への更新を促進するための補助金制度が用意されています。
ただし重要なポイントとして、キュービクル本体に直接出る補助金は少なく、内部の「高効率変圧器」などの更新として補助対象になるケースが多いという特徴があります。
2026年 キュービクル関連の主な補助金
| 補助金名 | 管轄 | 補助率 | 上限額 | 対象設備 |
|---|---|---|---|---|
| 省エネルギー投資促進支援事業費補助金 | 経済産業省 | 1/3以内 | 最大1億円 | 高効率変圧器・受変電設備更新 |
| SHIFT事業(脱炭素化設備補助) | 環境省 | 1/3程度 | 最大5億円 | 省エネ設備・受電設備更新 |
| 自治体の省エネ設備補助金 | 都道府県・市町村 | 1/3〜1/2 | 50万〜500万円程度 | 変圧器・キュービクル更新 |
| PCB機器処理補助 | 環境省 | 1/2以内 | 制度による | PCB含有トランス処理 |
補助率や上限額は年度によって変更される場合があります。
① 省エネルギー投資促進支援事業費補助金
キュービクル更新で最も利用されているのが、経済産業省の省エネ補助金です。
高効率変圧器などの導入によってエネルギー消費量を削減する設備更新が対象になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 設備費の1/3以内 |
| 上限額 | 最大1億円 |
| 対象設備 | 高効率変圧器・省エネ設備 |
| 対象施設 | 工場・店舗・ビル・病院など |
| 条件 | 省エネ率10%以上など |
キュービクル更新では、変圧器を高効率タイプに更新する場合に対象になることが多いです。
② SHIFT事業(環境省補助金)
大規模な設備更新では、環境省のSHIFT事業が利用できる場合があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 約1/3 |
| 補助上限 | 5,000万円〜5億円 |
| 対象 | 工場・大型施設 |
| 対象設備 | 受変電設備・空調・生産設備など |
電力使用量の多い工場などでは採択されやすい傾向があります。
③ 自治体の省エネ補助金
国の補助金だけでなく、自治体でも省エネ設備更新の補助制度があります。
| 自治体 | 補助率 | 上限 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 1/3〜1/2 | 数百万円 | 省エネ設備更新 |
| 神奈川県 | 1/3程度 | 200万〜500万円 | 中小企業設備更新 |
| 地方自治体 | 1/3程度 | 50万〜300万円 | 省エネ設備 |
実際の事例では、200万円以上の補助金が出たケースもあります。
2026年の重要ポイント
2026年は受変電設備業界にとって重要な変化があります。
- 変圧器の省エネ基準強化
- トップランナー制度の新基準開始
- 古い変圧器の更新需要増加
これにより、補助金を活用した設備更新が増えると予想されています。
キュービクル更新費用の目安
| 容量・規模 | 更新費用の目安 |
|---|---|
| 小規模施設 | 200万〜400万円 |
| 中規模施設 | 400万〜800万円 |
| 工場・大型施設 | 1,000万円以上 |
補助金を活用することで、設備費用の約30%程度を削減できる可能性があります。
まとめ
2026年のキュービクル関連補助金は主に次の3つです。
- 省エネルギー投資促進支援事業費補助金(経済産業省)
- SHIFT事業(環境省)
- 自治体の省エネ設備補助金
補助率は1/3〜1/2程度が一般的です。
2026年は変圧器の省エネ基準改定の影響もあり、キュービクル更新の需要が増えると予想されています。
設備更新を検討している場合は、補助金を活用することで大幅なコスト削減が可能になります。
国土交通省認可済みの専門業者が加盟している「キュービクル専門の総合サイト」です。
簡単なフォームに入力をするだけで、対応地域の加盟企業が見積もりや相談に答えてくれます!

「今、見積もっているキュービクル本体だけをもっと安くしたい」などもご相談ください。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓
監修者
当サイトは、書籍を出版している当社代表 山内純が監修しています。
実際のキュービクル工事・更新・撤去の現場経験をもとに、専門的な内容を分かりやすく解説しています。
また、掲載情報は最新の法令・メーカー資料・実務事例をもとに作成しています。


